老人ホームを探す際、「最大○○万円のお祝い金!」などというキャッチコピーを目にしたことはありませんか?老人ホーム検索サイトや紹介会社の中には、施設入居をするとお金が出る「お祝い金制度」を行っているところがあります。
ただ、実際のところ、どれほどの方がきちんと受け取っているのでしょうか?
「ほとんどの人は1万円ももらっていない」
「施設とトラブルになるケースもある」
このように、施設から高額の紹介料を取っているのに、入居者への還元は少ないといった噂が介護業界で広まっています。お祝い金制度を上手に活用すれば介護の経済的負担を軽減できる一方で、利用する際の注意点やトラブルの実態を把握しておくことが大切です。
そこでこの記事では、お祝い金制度の仕組みや問題点に触れた上で、本当に信頼できる老人ホームの選び方を紹介します。
大切な家族が安心して暮らすために欠かせない情報収集や判断基準についても触れていますので、最後までご一読ください。
老人ホーム検索サイトや紹介会社のお祝い金制度とは?

老人ホーム検索サイトや紹介会社のお祝い金制度は利用者が老人ホームに入居する際の特典で、最近話題となっています。
サイトによって導入しているケースを見かけますが、その実態や受け取るための条件については十分に理解されていないことも多いようです。
ここでは、お祝い金制度の基本的な仕組みと目的、実際の利用の流れについて一緒に見ていきましょう。
なぜお祝い金が出るの?

お祝い金制度は、老人ホーム検索サイトや紹介会社を通じて施設への入居者を増やすことが主な目的です。施設側は新たな入居者を獲得するために、老人ホーム検索サイトに数十万もの広告掲載料・紹介手数料を支払っています。その費用の一部が、利用者へのお祝い金として還元されるのです。
つまり、老人ホーム検索サイトや紹介会社側から見れば施設から広告料を受け取って運営する、施設側から見れば入居促進のため広告料を支払い、その中から老人ホーム検索サイトや紹介会社を経由して入居者にお祝い金が支払われる、といった仕組みとなっています。
利用者にとっては、金銭的なメリットだけでなく、全国各地に様々な施設が点在する老人ホームの情報を簡単に手に入れることができ、施設選びのサポートを受けられるメリットもあります。
とはいえ、「お祝い金制度の受取条件が複雑でわかりづらい」「申し込み時に思っていたイメージと違っていた」などのトラブルの噂も耳にするようになりました。
お祝い金の相場
お祝い金の金額は、検索サイト・紹介会社や各施設によって異なりますが、一般的には数万円から数十万円と幅広くなっています。具体的には、最大10万円や20万円、それ以上の金額を謳うサイトもありますが、受け取り金額は施設の種類や契約内容に応じて変動するため、実質的には少額にとどまるケースも多いとされています。
たとえば、あるサイトでは「最大10万円」と謳っていても、実際にそのままの額を受け取れるのはごく限られた入居者だけであり、数千円から1万円程度の受け取りにとどまる場合もあるのです。このため、金額のバラつきについては老人ホーム検索サイトから施設を申し込む際、事前に確認しておくことが重要です。
お祝い金を受け取るための条件
お祝い金を受け取るためには、いくつかの条件を満たす必要があります。一般的な条件としては下記のようなものが挙げられます。
- 検索サイトや紹介会社を通じて施設に問い合わせや見学申し込みをすること
- その後、実際に施設への入居が決定すること
- 入居後、一定期間(多くの場合3ヶ月程度)経過すること
- 検索サイトが定める申請フォームなどで指定の申請手続きを行うこと
ただし、次のような場合はお祝い金の対象外となることがあるので注意が必要です。
- 検索サイトや紹介会社の窓口以外の紹介ルートで入居を決めた場合
- 特別養護老人ホームなど、一部の公的施設に入居した場合
- 短期間で退去した場合
このように、受取条件や除外規定は、検索サイトによって細かな違いがあるため、利用前に必ず各サイトの規約を確認することをおすすめします。
お祝い金は施設入居に伴って何かと入り用になる利用者とその家族のために役立つ制度です。上手に活用するためにも、制度のポイントをしっかり把握しておくことで、老人ホーム選びをより安心して進めることができるでしょう。
お祝い金をめぐるトラブルの実態

お祝い金制度は魅力的に見えますが、実際にはトラブルも少なくないといった噂が広がっています。なぜなら、老人ホーム検索サイトや紹介会社は「無料」と掲げているところが大半ですが、実際には施設からの広告料や手数料で運営されているからです。
おすすめされる施設は入居後に支払われる手数料の高いところに偏る可能性があり、入居者のニーズに合った老人ホーム選びがしづらいことがあります。
ここでは、お祝い金をめぐる現状と問題点について詳しく見ていきましょう。
実際に受け取れないケースが多いって本当?
「思うように受け取れない」という噂は、ある程度本当のようです。具体的には、次のようなトラブルのケースが考えられます。
1.条件を満たせなかった場合
申請を行った入居者自身が条件を理解していなかったり、手続きを正しく行っていなかったりして、お祝い金が支払われないケースがあります。例えば、他のサイトやケアマネジャーを経由して入居手続きを行った場合、条件を満たさないためにお祝い金を受け取れない場合が一般的です。
2.契約してから解約した場合
入居後に数ヶ月以内に契約を解除した結果、お祝い金が受け取れないことが一般的です。多くのサイトでは、指定の期間を満たさなければお祝い金はもらえないため、解約のタイミングには注意が必要です。
3.検索サイトや施設からの情報が不足していた場合
老人ホーム検索サイトや入居先の施設によっては、お祝い金制度についての詳細を十分説明することなく契約の話が進められることがあります。そのため、利用者が誤った前提のまま手続きをしてしまい、トラブルに巻き込まれるケースもあります。
このほか、「お祝い金制度があるから」という理由で施設を決めた結果、サービス内容や費用について後悔するケースも考えられます。
もちろん、こういった問題は検索サイトすべてに当てはまるわけではありません。トラブルを避けるためには、信頼できるサイトを選び、お祝い金制度の詳細をしっかり確認することが重要です。
トラブルが起きる理由
お祝い金制度でトラブルが発生する主な理由として、次の3つが考えられます。
1.情報が不透明で詳細がわかりづらい
お祝い金制度に関する条件や手続きを明確に説明しない検索サイトや施設が存在するため、入居者が具体的な情報を把握できないまま手続きを行ってしまうことが多いです。
2.過度な期待をしていた
お祝い金の高額な数字に目が行きがちですが、実際には受け取れる金額は施設や契約内容によって異なる点を理解していない方も多いようです。その場合、最初にイメージしていた金額と異なっていたり、思いもよらない受取条件であることを後から知って後悔することとなります。
3.手続きがわかりづらい
お祝い金申請の手続きがわかりづらい場合や、書類の提出や期限が厳しい場合、必要な手続きを済ませられず、結果的にお祝い金を受け取れない事態が生じることもあります。
お祝い金制度の問題点
お祝い金制度は、老人ホームを選ぶ際の経済的なサポートに繋がる反面、さまざまな問題点も抱えています。
下記で、主な問題点を4つ紹介します。
【問題点1】施設選びに影響する
お祝い金制度があると、中には「お祝い金がもらえるから」という理由だけで施設を選んでしまう傾向が見受けられます。
しかし、施設のサービス内容やスタッフの質、居住環境といった本来重要なポイントを二の次にしてしまう可能性に注意しなければなりません。
お祝い金だけを重視して選んだ施設が、利用者の希望やニーズに合わないと、転居しなければならないケースもあるからです
せっかく決まった老人ホームでも、家族や本人の生活に影響が及び、最初から選び直しをしなければならない恐れもあります。
【問題点2】不透明な部分が多い
お祝い金制度には不透明な点が多く、利用者の立場では理解しづらいところがあります。
具体的には、お祝い金の金額がどのように決まるのか、受け取るための具体的な条件や手続きについての情報があいまいな場合が多いです。
そのため、利用者は「実際にいくらもらえるのだろう」という疑問を持ちながら検索サイトの利用や入居手続きを進めることになり、受け取る段階になって驚くこととなります。
情報が不透明さが続く限り、入居者にとっては老人ホーム選びで不利になる恐れが多く、老人ホーム検索サイトや掲載先の施設を信頼して選ぶことが難しくなるでしょう。
【問題点3】利用者が混乱しやすい
お祝い金についての情報があいまいであるため、利用者が混乱しやすいという問題があります。
お祝い金制度に関する説明や条件が施設や検索サイトによって異なることが多く、実際にどのような条件でお祝い金を受け取れるのか把握するのが難しいのです。
また、検索サイトの相談窓口や紹介会社のスタッフには専門的な資格が求められないため、相談員の力量は様々です。相談先の実績やサービス内容、口コミなどから信頼できるかどうかを判断しましょう。
そして、地域包括支援センターやケアマネジャーなど、介護の専門家で地域の施設事情に詳しく、より中立的な立場の専門家からの情報も積極的に取り入れることをおすすめします。
また、噂や口コミが独り歩きすることによって、誤ったイメージを持つ利用者が増えている可能性も否めません。
こうした背景から「お祝い金をもらうことができる」と安易に考えて施設に申し込んだ結果、実際には条件を満たしていなかったために受け取れなかった、というトラブルが生じることが多いのではないかと見受けられます。
【問題点4】費用負担が結局は入居者に回る
施設が紹介会社に支払った手数料は、結局は入居者が負担している点も問題です。
施設側も老人ホーム検索サイトに支払った広告掲載料・紹介手数料の数十万円もの金額をどこかで穴埋めしなければ経営が成り立ちません。そこで、施設は入居者からこの費用を回収しようとします。
具体的には、月額料に様々な名目を付けて徴収するか、もしくは本来受けられるべきサービスの質を低下させる方法が考えられます。もし手数料分を穴埋めしなければ、入居者が集まれば集まるほど経営は成り立たなくなってしまうからです。
つまり、お祝い金で入居者を集客し、検索サイトを通じて入居を受け入れた施設は手数料を支払い、施設はその金額を入居者から回収する、といった構図となっています。
結局のところ、数十万円もの紹介料は入居者が支払っていることになるのです。
老人ホーム選びで重視すべき4つの基準
お祝い金制度に目を奪われることなく、大切な家族の条件にマッチする老人ホームを選ぶためには、次の4つの基準を重視することが重要です。
サービス内容
施設が提供するサービス内容は、入居者の生活の質を大きく左右するポイントです。
・介護サービスの内容
医療的なケアや日常生活の支援など、どのような介護サービスが受けられるのかを確認しましょう。特に、認知症や要介護度に応じて、適切な介護サービスを受けられるかどうかが重要です。
・レクリエーションや趣味活動
入居者が楽しみつつ主体的に生活できるよう、レクリエーションや趣味活動の充実度もチェックします。社会的なつながりを持つことは、精神的な健康にも好影響なので大切な基準の一つです。
・食事の質
入居者にとって食事は大きな楽しみであり、健康にも直結します。施設がどのようなメニューを用意しているのか、栄養バランスに配慮しているかも注意しましょう。また、刻み食ややわらか食、ミキサー食といった嚥下状態に配慮した介護食や、塩分制限食やカリウム制限食、タンパク質制限食など健康状態や持病に応じた制限食も対応しているかも大切です。
費用
費用は老人ホーム選びにおいて非常に重要で、一度限りのお祝い金よりもっと長期的な視点で考える必要があります。
表面的にはリーズナブルに見える施設でも、実際には隠れたコストが多いことがあるため、入居後に発生する費用の細かな内訳を確認することが大切です。
・入居一時金と月額利用料
入居時に支払う一時金と毎月の利用料は施設の規模やサービス内容などにより様々です。ただし、例えば、一時金が高額でも月々の利用料が抑えられる施設であれば、トータル費用を抑えられる場合もあります。
・追加費用の有無
おむつ代などの日用品費や医療費の自己負担分、個別の医療的ケアについての追加料金についても確認します。わかりやすい費用体系になっている施設を選ぶことが大切です。
・経済的な支援の見込み
自分や家族が受けられる介護保険や、家族が出せる介護費用などの支援がどの程度受けられるかも確認した上で、施設入居を総合的に判断しましょう。
施設の立地
施設の立地は、入居者の暮らしやすさだけでなく、家族が面会しやすいかどうかにも関わります。
・交通の便
アクセスが良く、自宅からの移動がしやすい立地であるのが理想です。特に、定期的に面会に訪れる家族にとって、交通手段や距離は大きなポイントとなります。
・周辺環境
自然環境や生活利便性も重要な点です。都会で住み続けたい方、田舎で静かに暮らしたい方など、利用者それぞれの希望があります。例えば、都会であっても公園や商業施設が近くにあり、入居者が気分転換を図る機会があることが好ましいです。
・近隣の医療機関
急病時や健康管理が必要な場合に備え、救急医療機関が近くにあるか、施設と提携している病院があるかどうかも確認しておくと安心です。
職員の対応
職員の対応は、施設全体の雰囲気やサービスの質に大きく影響し、入居者の日々の暮らしに安心感を与える大切なポイントです。
・専門性と資格
スタッフの資格や専門性、経験について確認し、必要かつ高品位なレベルの介護や生活サービスが受けられるかを判断します。
・入居者に接する印象
見学の際に職員が入居者にどのように接しているか、特に親しみを持った対応や相手に応じた配慮が見られるかをチェックしましょう。施設の清潔感や全体の明るさなど、気持ちよく過ごせる環境が整っているかを見極めることも重要です。
・コミュニケーション能力
スタッフとのコミュニケーションがスムーズであることも重要です。何か問題があった際に相談しやすい雰囲気があるかどうかを確認しましょう。例えば、トラブルがあったときは最初は誰に相談すればよいか、苦情窓口は整っているかなどのチェックをおすすめします。
ここで挙げた4つの基準をしっかりと意識しながら老人ホーム選びを行うことで、より安心して生活を送ることができる施設選びに繋がります。
安心して施設を選ぶための4つのポイント
老人ホームを選ぶ際には、お祝い金だけでなく施設全体を見つめる総合的な視点が必要です。ここでは、安心して施設を選ぶための4つの重要なポイントを紹介します。
1.お祝い金ありきで施設選びをしない
お祝い金は基本的に入居後、一度限りもらえるお金に過ぎません。そのため、長期的な視点で費用バランスを考えることが重要です。
- お祝い金の額よりも、月々の費用や長期的なコストを重視しましょう。
- サービスの質や施設の環境など、日々の生活に直接影響するポイントを優先的に判断してください
- お祝い金の有無にかかわらず、複数の施設を比較検討することが大切です。
例えば、お祝い金が10万円あっても、月々の費用が他の施設より2万円高ければ、半年で差額が逆転してしまいます。このように、老人ホームを選ぶ際は、長い目で費用計算する姿勢が重要です。
2.信頼できる情報を活用しよう
老人ホーム選びでは、正確で信頼できる情報の活用が欠かせません。公式サイトや介護関連の情報サイトだけでなく、実際に入居した方の口コミなどもネットで検索し参考にしましょう。
なお、老人ホーム検索サイトや紹介会社は「無料」で気軽に利用できる反面、手数料が施設から発生するという仕組み上、施設選びが偏ってしまうリスクがあります。
そこで、より良い情報を集めるためにも次のようなポイントを意識しましょう。
- 厚生労働省や各自治体が提供する公的な情報を参考にしましょう。
- 第三者による客観的なレポートなどの情報を確認してください。
- 口コミ情報は参考にはなりますが、個人の主観が強く反映されている可能性があります。複数の意見を読み比べ、総合的に判断することが大切です。
- 施設が発行しているパンフレットや公式サイトの情報も、できるだけ詳細に確認しましょう。
例えば、厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」では、全国の介護サービス事業者の客観的で詳細な調査情報が公開されています。
3.施設見学や体験入居を活用しよう
実際に施設を訪れて、パンフレットや公式サイトだけでは分からない雰囲気や生の情報を確認しましょう。特に施設見学や体験入居を通じて、自分の目で確かめることが大切です。
・見学時の雰囲気
施設内の雰囲気や、実際のサービスの提供状況を直接確認しましょう。入居者同士の様子やスタッフの対応を観察することも重要です。見学の際は、事前に確認したいポイントをリストアップしておくのをおすすめします。
可能であれば複数回、異なる時間帯に見学すると良いでしょう。例えば、食事の時間帯に見学することで、食事の質や介助の様子、入居者同士のコミュニケーションなどを直接確認できます。また、夜間、施設の周囲を訪問すると、就寝時に静かな環境かどうかを確かめられます。
・職員とのコミュニケーション
職員との会話を通じて、よりリアルな雰囲気を感じ取ってください。入居者に対する接し方や、質問に対して柔軟な対応が見られるかどうかも大切です。また、施設についての疑問や不安点はまとめて訪問時に職員に質問します。
4.専門家や身近な人に相談しよう
老人ホーム選びは、一人で判断するのではなく、様々な立場の人の意見を聞くことが重要です。医療や介護に関する専門家、または親しい人々からのアドバイスを受けることで、より幅広い視点から施設選びができます。具体的には、次のような相談窓口や相談相手があります。
- ケアマネジャー
- 介護福祉士
- 家族や友人(特に介護経験や家族が施設入居している人)
- 老人ホームに入居している知人
- 地域包括支援センターなどの介護相談窓口や社会福祉協議会
例えば、ケアマネジャーに相談すると、入居者の希望や費用感、要介護状態に合わせた施設の選び方や具体的な施設の情報、介護保険制度の活用方法などのアドバイスを受けられるのでおすすめです。
まとめ
老人ホーム選びにおいて、お祝い金制度は魅力的に見える一方、利用に当たっては注意が必要です。具体的な条件を確認せずに選ぶと、思わぬトラブルに繋がることがあります。また、施設が負担する高額の手数料は最終的に施設の運営コストに反映され、介護サービスの質の低下や利用料の値上げに繋がる恐れがあることも知っておきましょう。
施設選びで最も大切なことは、お祝い金よりも、入居者が実際に暮らしやすい老人ホームかどうかを重視することです。サービス内容、費用、立地、職員の対応など、長期的な視点で判断する視点が求められます。
自分や家族のニーズをしっかりと把握し、それに合った施設を選ぶ意識を大切にしましょう。信頼できる情報を基に、施設見学や専門家への相談を通じて幅広く情報収集をしていくところから始めてみてください。大切な家族が安心して過ごせる居場所を見つけることが何よりも大切です。
【執筆】中川 泰郎 介護・医療分野を中心に18年以上のライティング経験を持つ専門ライター。祖父母、両親の介護経験をきっかけに、介護保険制度や介護サービス、シニアホーム、医療・福祉分野に特化。特に国の制度改正や行政の動向を踏まえた解説を得意としている。介護情報サイトでのコラム連載や、医療機関・福祉施設への取材実績も豊富。 |